今年こそは、長い夏休みをとり、お盆のハイシーズンを避ける形で北海道を旅したいと思っていた。昨年までは、職場での担当の関係でお盆とその前後の土日を挟む形で１０日間くらいがやっとというくらいだった。その担当が今年は変わったのでチャンスと思っていたわけだ。またＹｕｋｉも、今後は学校の関係などで長期の休みを一緒に過ごすことは難しくなるかななんて考えた。
そんなことから、今年のチャンスをいかそうと、例年より早い時期からフェリーの予約などを進めておいた。
予約が早かったので、希望どおりの航路を押さえることができたが、北海道へ行ってからのプランはあまり検討できていない状態だった。
特に、自分たちだけでの川下りを考えると、その川のレベルや車の回送などいろいろ検討しておくべきことがある。それができていなかったのでカヌーは積んでいくものの、川下りの予定は立っていなかった。
『北海道キャンピングガイド２００６』をもとに、車両乗り入れ可能で、ロケーションや快適さが良さそうなところからいくつものキャンプ場をピックアップしておいた。人気のあるところは、お盆中は予約がないと厳しいようだが、今年の時期だったらどこも予約は要らないだろうと判断した。
日頃は私とＹｕｋｉの二人旅だが、今年は妻がワンポイントで加わることになった。加わると言っても仕事の合間を縫ってなので実質は一泊二日、それも飛行機利用という贅沢なものだ。妻のスケジュールの確定が遅い関係で、飛行機のチケット予約がぎりぎりになったこともあり、私たちとどこで合流するか悩んだ。私たちは、フェリーで小樽港に着いてから、右回りで北海道を回るようなイメージを持っていた。・・・妻が北海道に降り立つ予定の日は、私たちは網走あたりかなということで、女満別空港を選んだ。
出発の日が近づいても梅雨明けが遅れ、雨が多い。そんな天気の中、北海道の気象情報を確認しながら、晴れ続きで冷涼な気温を楽しみに準備を進めた。